元旦に旅行に行きたいと考えたときには、他の時期に出かける時とは違う考え方を持つことが重要になります。特に日帰り旅行に行こうと考えたらどんなポイントを押さえておくと良いのでしょうか。普段から日帰り旅行に行っている人も元旦の場合には注意しておくべき点がたくさんあるので、よく理解した上で計画を立てるようにしましょう。
元旦は空いているところが少ない
日帰り旅行に行くときには行き先で美味しいご飯を食べたり、アトラクションを楽しんだり、体験教室に参加したりする場合が多いでしょう。ただ、行ってみたらお店が開いていなかったというトラブルが起こる可能性があるので注意しなければなりません。
年中無休となっているお店であっても元旦や年末年始だけは休むことがあるからです。普段であれば気にかける必要はないことですが、元旦だけは特別な日なので気をつける必要があるのです。開いている場合でもオープン時間が遅かったり、夜は早く閉じてしまったりするケースが多々あります。
飲食店の場合にはランチタイムは営業していなくて、ディナーのみ利用可能ということもあるでしょう。日帰り旅行の場合に食事を堪能したいと考えると通常はランチになるので選択肢が少なくなってしまうかもしれません。
ここで食べたいという希望があるなら、予約できないお店であっても予め連絡をして営業しているかを確認しておきましょう。テーマパークや美術館、博物館、体験教室なども元旦は休みの場合が多いので連絡してみるのが大切です。
特に体験教室の場合には人数が集まれば休みの日でも営業してくれることもあるため、問い合わせて交渉してみるのが重要となります。
元旦だからこそ楽しめるものも多い
元旦には営業していないお店が多くて旅行先であまり楽しめるものがないと考えてしまうかもしれません。しかし、元旦だからこそ楽しめるものもたくさんあります。例えば元旦に初詣をする人は大勢います。深夜近くに家を出発して遠くの神社に初詣に行き、初日の出も見て新年を祝うのも良い方法でしょう。
地域によっては元旦にお祭りをすることもあり、初詣客が帰り道に集まって賑わっていることもよくあります。人によってはいくつかの神社を巡る旅行を計画する人もいるので、このときとばかりに行ってみたかった神社をリストアップしてみても良いでしょう。
おみくじなども引いて楽しむこともできるため、想定している以上に充実した1日になるかもしれません。一方、初売りも元旦から開催されるケースが増えてきています。東京や大阪、京都や博多、仙台などの大きな都市に繰り出してショッピングを楽しむのも良いでしょう。
福袋を格安で買えるのは初売りの魅力的なところで、デパートやショッピングモール、アウトレットモールなどが賑わっています。元旦は来客が多いことから最寄り駅からのバスを増発していることも多くて便利でしょう。
初詣から初売りへといった流れで旅行計画を立てるのも元旦だからこそできることです。日帰り旅行で何をするかをよく考えてスケジュールを立てるようにしましょう。
ツアーの実施数が他の時期に比べて少ない
日帰り旅行を効率よく実施するためにはツアーが魅力的だということもよく知られています。十分に現地での活動を楽しめるようにスケジュールが立てられているので、時間を無駄にすることなく1日を満喫できるのが魅力です。
元旦に日帰り旅行に行きたいという人もツアーを利用することは可能ですが、他の時期に比べて数が少ないので注意しましょう。初詣や初売り、元旦のお祭りなどを組み合わせている場合が多く、人気のあるものは早い段階で満員御礼になってしまいます。
是非ともツアーを利用したいという場合にはできるだけ早めに予約を取るようにしましょう。
初詣の動きに注意しておこう
元旦に日帰り旅行に行こうと考えたときに注意しておきたいのが交通状況です。帰省ラッシュは年末のうちに終わっているのが通例ですが、初詣に出かける人が多い影響で道路交通網はかなり混み合います。
ただ、毎年初詣に行く人の動向には違いがあり、混雑する場所や時間帯も少しずつ異なっています。様々な業者が渋滞予測を立てているので、混み合う時間と場所を回避するように日帰り旅行を計画するのも大切です。特に遠くまで行きたいと考えているときには初詣ラッシュの影響で動けなくなってしまうリスクをできるだけ下げるのが重要でしょう。
また、初売りの影響でショッピングモールなどの周辺は道が込み合う可能性が高いので気をつけなければなりません。このような観点から車を使わないという選択肢も検討した方が良いと言えます。電車を使って移動するのを基本にすれば大きな渋滞に巻き込まれて困るようなことはありません。
長距離の移動は新幹線や特急電車を利用し、現地ではレンタカーやタクシーなどを使って移動するようにすれば渋滞の問題は概ね克服することができます。本当に長距離になる場合には飛行機を使うのも良い方法ですが、早い段階で予約しておかないと席を確保できずに苦労するでしょう。
新幹線の指定席も時間帯によっては満席になるので早めに予約をしておくのが大切です。
元旦でも関係なく楽しめるものもある
元旦だから特別なことを考えなければならないというのは確かですが、日帰り旅行で他の時期と変わらない形で楽しめるものもあります。例えば登山をしたり、高原のハイキングをしたり、砂丘の散歩をしたりというような自然と触れ合う旅行については元旦だからといって何か違うこともありません。
むしろ通常の休日よりは混み合わないので、ゆったりとした時間を過ごすことができるでしょう。神社などがあまりない地域でのドライブも交通渋滞に巻き込まれるリスクはあまりなく、十分に満喫することが可能です。キャンプも同様で、普段はキャンプを楽しんでいる人たちも初詣などに出かけているので空いていて利用しやすい傾向があります。
このように人が行っているサービスは元旦は休みになってしまいやすいものの、特に人によるサービスを受ける必要がないものについては元旦でも普段と変わらない形でできます。むしろ人がいつもより少なくて楽しみやすいこともあるというのを念頭に置いて日帰り旅行を計画してみると良いでしょう。
以前に混み合っていて諦めたものがあるなら元旦は再チャレンジするチャンスと言えます。